無線LANが遅い、安定しない原因のひとつに電波干渉があります。

でも、原因が電波干渉と分かっても、実際には何をどうしたいいのでしょう。

今回は、電波干渉が原因でネットが遅い場合の対処方法を具体的にご紹介しましょう。

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電波干渉という言葉を聞いたことがありますか?無線LANが安定しない原因としてよく挙げられる言葉ですが、電波干渉とは、何を指しているのでしょうか?電波干渉をなくす方法はあるのでしょうか?今回は、電波干渉に注目して、無線LAN環境の改善方法をご説明します。

電波干渉って何?

電波干渉とは、同じ周波数の中にたくさんの無線の電波が入り込んで、それぞれがぶつかり合うことで速度の低下を引き起こすことをいい、具体的には次の2つのパターンが考えられます。

1. 同じ周波数上に複数の無線LANが入り込み帯域を奪い合う

2. 家電などによる電波が無線LANシステムに影響を与える

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電波干渉とは、複数の電波がケンカしあって電波が不安定になる状態をいいます。上記でご説明したとおり、無線LANがお互いに帯域を奪いあうパターンと、家電などの電波が無線LANシステムに影響を与えるパターンがあります。

電波干渉って調べられるの?

使っているWi-Fiが遅い、他の原因を確認しても当てはまるものがない、といった場合は電波干渉を受けている可能性がありますが、もっとはっきり電波干渉を受けているのか否か調べる方法はあるのでしょうか?

実は、電波の状況を調べるアプリやソフトがいくつか存在します。

今回はその中からWifi Analyzerというソフトをご紹介しましょう。

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電波は目に見えませんが、電波干渉が実際に起きているかは、下記のアプリやソフトで調べることができます。

【Microsoft PC・タブレットで使用可能】

WiFi Analyzer(Microsoft Storeからダウンロード)

Wi-Fi Analyzerは、Wi-Fiネットワークルーターやアクセスポイントの電波状況をビジュアル表示できるツールで、チャンネルの利用状況や、時間による電波強度の変化をグラフで表示してくれます。

 

【Android 端末で利用可能】

Wifi Analyzer(Google Playよりダウンロード)

Windows版と同じ名前のアプリですが、開発元は異なります。

Windows版と同様、現在の電波状況をビジュアルに表示してくれます。

 

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電波干渉を起こす家電って?

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家の中で電波干渉を起こす可能性がある家電には、次のものが挙げられます。監視カメラなど特別なものだけでなく、コードレス電話機や電子レンジなども電波干渉を起こします。

実際に、家の中で電波干渉を起こす家電はどのようなものがあるのでしょうか。

多くの家庭で使用してものを挙げてみると次のようになります。

・コードレス電話機/FAX機

・電子レンジ(加熱調理中のみ)

・レーザー式無線マウス

・Bluetoothヘッドフォン

・無線機能を持ったスピーカシステム

・無線監視カメラ、または無線WEBカメラ

対処方法は?

では、電波干渉が発生している時、どのような対処方法があるでしょうか。

電波干渉している機器の電源をOFFにする

使用している家電が電波干渉の原因の場合、可能であればその家電の電源を切ってWi-Fiが安定するか確認しましょう。

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電波干渉の原因となっている家電の電源をOFFにできればいいのですが、電話機や電子レンジなどはOFFにするわけにはいきません。その場合は家電の位置、もしくは無線LANルーターの設置場所を変更してみましょう。

無線LANルーターの設置場所を変更する

家電の電源を切れない場合は、家電もしくは無線LANルーターの設置場所を変更してみましょう。

パソコンなどの端末と無線LANルーターを見通しのよい場所に設置することで、今までよりずっと電波が届くようになり、電波環境が改善され、速度が回復する可能性があります。

チャンネルを変更する

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無線通信では、複数の端末が同時に通信が可能になるよう周波数帯域を13ほどに分割しています。この分割した帯域のことをチャンネルといいます。

無線LANルーターとパソコンなどの端末間は、基本的に1~13のいずれかの無線チャンネルで接続しています。

電波干渉が発生している場合、競合しそうな無線機器が使用している無線チャンネルとは別の無線チャンネルを無線LANルーター親機に設定することで、電波干渉が改善される可能性があります。

チャンネル変更の方法は、使用しているルーターによって違いますが、大まかな方法は次のとおりです。

<チャンネル変更の方法>

①無線LANルーターの設定画面にアクセスする

http://192.168.0.1 もしくは http://192.168.1.1

(ルーターのIPアドレスを変更している場合は、そのアドレスを入力)

②ユーザー名、パスワードを入力してルーター設定画面を開きます

(例:ユーザー名:admin パスワード:password)

③設定画面で「ワイヤレス設定」を開きます

④チャンネルを変更し、適用します

⑤無線で接続が可能か確認します

<参考>

buffaloバファロー無線LANルーターのチャンネル変更方法

NEC(Aterm)チャンネル変更方法

ELECOMチャンネル変更方法

 

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5GHz帯のルーターを使用する

無線の規格には、下記の種類があって、それぞれ長所と短所があります。

2.4GHz帯の周波数は、電子レンジやコードレス電話などにも利用されているため、電波同士の干渉が起きてWi-Fiの電波が弱くなることがあります。

5GHz帯を利用することで、電波干渉が少なくなり、Wi-Fi環境も安定します。

周波数帯 2.4GHz帯 5GHz帯
無線規格 11n/11g/11b 11ac/11n/11a
長所 ・5GHzよりも電波が遠くまで届く ・他の無線との干渉が少ないため、通信が安定している
短所 ・同じ周波数帯の機器(無線ルーター、電子レンジ、Bluetooth、電話機など)が多く存在するため、電波干渉しやすく、通信が不安定になりやすい ・壁や天井などの障害物に弱い
・通信距離が長くなると電波が弱くなる

画像参照:Logitec

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無線LANルーターの箱に、11n、11gといった文字が並んでいるのを見たことありませんか?これが無線の規格です。それぞれ特徴があって、電波干渉を受けにくい規格は11ac/11n/11aです。

ルーターを新しくする

画像参照:Amazon

チャンネルを変更したくても、古い規格の無線LANルーターは、5GHz帯に対応していません。

高速インターネット回線をひいても、無線LANルーターの性能が低いと、その速度が活かせず、接続が不安定になる可能性もあります。

速度面の具体的な例を挙げると、無線LANルーターの現在の規格は「11ac」で、以前の古い規格「11n」と比べると最大11倍の速度が出ます。また、接続可能な端末の台数も増えていますから、古いルーターを使っている場合は、ルーターを買い替えることを検討してみてはいかがでしょう。

画像参照:BUFFALO

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壊れていないのに、無線LANルーターを買い換えるのには抵抗があるかもしれません。ただ、電波干渉を解消する手っ取り早い方法は、5GHz帯を利用することですから、5GHz帯に対応している無線LANルーターが必要になります。また、速度やセキュリティ面を考えても、古いルーターをお使いの方には買い替えの検討をオススメします。

まとめ

家の中には、目にはみえなくてもいろいろな電波が飛び交っています。その電波同士が干渉しあって電波が飛びにくくなり、ネット接続が安定しなかったり、速度が遅くなってしまっている可能性があります。

ただ、電波は目に見えないため、原因が電波干渉にあるかどうかは確認しずらく、対応も後手にまわってしまうかもしれません。

電波干渉を解消する手っ取り早い方法は、電波干渉を受けにくい5GHz帯を利用すること。

2.4GHz帯しか対応していない古い無線LANルーターを使っている方は、電波干渉を解消するためにも、速度をアップのためにも無線LANルーターの買い替えを検討してもいいかもしれません。

 

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