ネット接続が遅いと、その原因をパソコンや回線と思いがちですが、実はLANケーブルが原因でネットの速度が遅くなっていることもあります。

今回はネット接続の盲点になりがちなLANケーブルについて、その規格と速度の関係などについて詳しくご説明しましょう。

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皆さんは、どんなLANケーブル使っていますか?利用する場所に合わせて長さだけ確認して購入した方が多いかもしれませんが、実はLANケーブルの規格の違いで速度にも差がでる可能性があります。今回はLANケーブルに注目して、速度への影響についてご説明します。

LANケーブルの種類

LANケーブルを選ぶ際、皆さんは何に注目して購入していますか?

長さや価格ばかりに目がいってしまいがちですが、LANケーブルにはいろいろな種類があり、その特徴を踏まえて使用することでネットの速度も変わってきます。

その種類について、まずご説明しましょう。

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LANケーブルにはカテゴリという規格があります。カテゴリの数字が大きいほど通信速度が速く、伝送帯域が大きくなっています。伝送帯域とは、パイプの太さのようなもので伝送帯域が大きいほど伝送データ量が大きくなります。

カテゴリという規格

LANケーブルは通信速度・周波数の違いによってカテゴリという規格で分類されていて、下の表を見ていただくと分かる通り、カテゴリの数字が大きいほど通信速度は速くなっています。

カテゴリ 通信速度 伝送帯域 スピード
Cat7A 10Gbps 1,000MHz ★★★★★
Cat7T 10Gbps 600MHz ★★★★
Cat6A 10Gbps 500MHz ★★★
Cat6e 10Gbps 500MHz ★★★
Cat6 1Gbps 250MHz ★★
Cat5e 1Gbps 100MHz


参照:sanwa

 

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長さの違い

LANケーブルを選ぶ際、一番気になるのが「長さ」だと思います。

長さの種類は、0.5m、1m、2m、3m、5m、7m、10m、15m、20m、25m、30m、40m、50~99m、100m~と10種類以上あります。

自宅で使用する場合は、モデムやルーターの設置場所からパソコンまでの距離からLANケーブルの長さを選ぶことが多いかと思いますが、その長さによって推奨されている芯の構造が変わってきます。

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LANケーブルの長さは、10種類以上ありますが、その長さによって推奨される芯の構造が異なり、10m以上で使用する場合は、単線が推奨されています。

芯の構造

LANケーブルの芯の構造は、単線とより線の2種類あります。

単線は、ひとつの芯が1本の太い銅線で構成されていて、より線に比べるとノイズを受けにくく、安定した通信が可能です。10m以上で使用する場合は、単線が推奨されています。

 

画像参照:ELECOM

より線は、1芯が7本の細い銅線で構成されていて、単線に比べると柔らかく取り回しがしやすいのが特徴です。長くなるとノイズを受けやすくなるため、短い距離で、LANケーブルを折り曲げて使用する場合は、より線が推奨されています。

画像参照:ELECOM

形状の違い

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形状も5種類あって、それぞれ特徴がありますから、使用する場所によって最適なものを選ぶとよいでしょう。

LANケーブルは、その形状にも種類があります。

形状 特徴
スタンダード 標準的な太さのケーブルです。ノイズの影響を受けにくいため、長い距離の配線にも向いています。
フラットタイプ 平べったい形状の厚さ1.5mm程度の薄型ケーブルです。床や壁際をはわせても厚さが気になりません。
スリムタイプ 太さがスタンダードの半分程度と細くやわらかいため、狭い場所でも楽に配線が可能です。
PoE対応 ケーブル1本だけで機器への通信だけでなく、電力供給が可能なLANケーブルケーブルです。
STP 内部にシールド加工がされているノイズに強いLANケーブルです。ネットワークが混線している場合などにおすすめのケーブルです。

画像参照:BUFFALO

 

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ネットが遅い!を解決するのにおすすめのLANケーブルは?

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カテゴリはCat7Aが最高ですが、一般家庭では、スピードや伝送帯域からみてCat6程度で十分と言われています。また、長さが10メートル以上必要な場合は、芯の構造も確認しましょう。

一般家庭で使うLANケーブルは、カテゴリ「Cat6LAN」以上のケーブルがおすすめです。

光回線の場合、Cat5eLANケーブルでも問題はありませんが、動画の視聴などを快適に行うには、Cat6LANケーブル以上を使用するとよいでしょう。

また、10m以上の距離で使用する場合は、「単線」を選んだ方がノイズの影響を受けにくくなります。

さらに、ネットワークが混線するなどトラブルが発生している場合は、STPLANケーブルを利用するとトラブルが緩和される可能性もあります。

使用しているLANケーブルのカテゴリの見分け方

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ここまでLANケーブルの規格についてご説明してきましたが、今使っているLANケーブルのカテゴリはどのように調べたらよいのでしょうか?実は、LANケーブルをじっくり見ると、ケーブルにカテゴリが印字されています。また、今後、LANケーブルを購入する際は、パッケージなどで規格を確認するようにしましょう。

現在、使用しているLANをケーブルのカテゴリはどのように確認したらよいのでしょうか。

実は、LANケーブルがはいっていた袋などには、カテゴリはじめ上記でご説明した情報がすべて記載されています。

ただ、この袋は多くの方が処分してしまっていることと思います。

袋が手元にない場合は、使用しているケーブルをじっくり見てみましょう。多くのケーブルにはカテゴリが印字されています。

Wi-Fi環境でもLANケーブルの影響あり!

Wi-Fi環境でネット接続していると、LANケーブルは関係ないと思ってしまいがちですが、Wi-Fi環境でもLANケーブルの影響でネットが遅くなっている可能性があります。

Wi-Fi環境にするためには、多くの場合、モデムに無線LANルーターを接続する必要がありますが、その接続にはLANケーブルを使用します(②の部分)。

光回線など高速データ通信のはずなのに、ネット接続が遅い場合、このケーブルを取り替えることで本来の速度を取り戻せるかもしれません。

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LANケーブルの規格がネットの速度に影響するのは、有線で利用している時だけではありません。Wi-Fiの場合もLANケーブルは使用していますから、無線だから関係ない!と思わずに、接続機器間で使用しているLANケーブルの規格を調べてみてください。

まとめ

ネットが遅い原因がLANケーブルにあるかも、とはあまり思いつきませんよね。

私自身も、ケーブルを購入する際、必要な長さ以外、邪魔にならないからフラットな形状のものを…という程度でカテゴリはあまり気にしていませんでした。

でも、インターネットの世界は日々進化しています。せっかく光回線を契約しても、ケーブルが古いだけでその恩恵に預かれていない可能性もあります。

ネットが遅い、と感じている方は一度お使いのLANケーブルを調べて、場合によっては取り替えを検討してみてはいかがでしょう。

 

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パソコンインストラクターが教える快適ネット診断


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①固定回線のプロバイダーの変更


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私の経験上、ネット環境は光回線業者に依存します。光回線業者というのはその名の通り、光回線を提供している業者で、代表例としてはNTTの「フレッツ光」やソフトバンクが提供している「ソフトバンク光」、他にはドコモ光やNuro光といったものが存在します。
規制が緩和されてから色んな業者が参入し、どれが最適かわからない人も多いですが、この仕事を始めて10年以上、いろんな方のPCを見てきましたが、家庭内のネット環境で断然トラブルが少ないのは「フレッツ光」です。


ネット回線は領土の奪い合いと言われていますが、NTTはこの事業にいち早く参入しており、良質な回線を確保しているのだと思います。
ネットトラブルで困っている方は一度フレッツ光への変更を検討してみてはいかがでしょうか?
最大45000円のキャッシュバックキャンペーンもやってるので、お得に変更が可能です。
また、フレッツ光の人で、ソフトバンクやOCN, BigLobeなどのサービスを受けている人におススメなのが、「光コラボ」です。
フレッツ光の回線を使いつつ、各業者の特典などを享受可能なので、もしソフトバンク光やOCN光などに変更を考えている方がいましたら、この「光コラボ」を検討するのもおススメします。


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②ポケットWifi・Wimaxの利用


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ネットの利用頻度が高く、しかも外でネットを使う方におススメなのが、ポケットWifiです。


ポケットWifiは自分専用のWifiを持ち運べるというイメージですので、1人暮らしの方、自分以外の家族がネットを使わない場合にも利用可能です。また、格安スマホとのコンビネーションも抜群で、ネットはよく使うけど、電話はあまりしない方は使い方次第で大きく料金を改善することが可能です。
ポケットWifiはコースによって、使用可能な容量と料金が決まっていますが、後述するWimaxのように一日の利用制限がないことが特徴です。まとまった作業が発生するときも安心です。
ただ、ほとんどのポケットWifiは契約時に2年縛り、3年縛りの契約リスクがあります。そんな中、近年いくつかのメーカーが所謂「縛りのないポケットWifi」サービスの提供を始めています。
詳細は以下にまとめておりますので、検討時の参考にしていただければ幸いです。
>>縛り無しWifiのことをまとめた記事はこちら