自宅にWi-Fiが飛んでいて、パソコンは繋がっているのに、スマホやタブレットだけが繋がらない!
そんなトラブルに遭ったことありませんか?
スマホは、無線LANにつながらなくても、4GやLTEなどでネット接続は可能なので不便はないかもしれませんが、契約しているデータ容量を節約するためには無線LANは不可欠です。
今回は、スマホやタブレットだけが無線LANに繋がらない、そんなトラブルを解決するポイントをご紹介しましょう。

Wi-Fiに接続することを前提に、スマホの契約データ容量を決めている方も多いのではないでしょうか?
Wi-Fiがあるから大丈夫、と思っていたら、容量オーバーになっていた!そんなことにならないように、スマホがWI-Fiに繋がらないトラブルの解決方法を詳しくご説明しましょう。
Contents
スマホの無線LANトラブルは気づきにくい?
スマホは、Wi-Fiだけでなく4GやLTEといった携帯電話の電波を使用してインターネットに接続することができます。
外出先では、4GやLTE、自宅ではWi-Fiを利用する方が多いと思いますが、4GやLTEから登録済みのWi-Fiへの切り替えは自動で行われますし、4GやLTEでもインターネット接続が可能なため、スマホでWi-Fiでトラブルが発生していても気づかずに利用していることがよくあります。
スマホが無線LAN接続されているか確認する場合は、
・スマホ画面の上に表示される、接続先のアイコンを確認します。
Wi-Fi接続がされている場合は次のような扇のようなマークが表示されています
接続されていない場合は、4GやLTEといった表示がされます。
私自身もスマホの接続先アイコンが4Gのままになっているのを見て、初めて無線LANトラブルに気づいたことが何度もあります。

スマホは携帯電話会社の電波でインターネットに接続が可能なので、Wi-Fiトラブルに気づきにくいのが特徴です。
日頃から画面の接続アイコンをチェックする習慣をつけておきましょう。
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スマホが無線LANに繋がらない時はこれを試そう!
スマホが無線L ANにつながらない場合は、次のことを試してみてください。

Wi-Fiに繋がらない原因は、スマホの故障や接続先のトラブルの可能性もあります。
でも、スマホの設定を再確認することで、原因の絞り込みをすることができます。
まずは、その点からご説明しましょう。
Wi-Fiはオンか?機内モードになっていないか確認
まず確認して欲しいのは、Wi-Fi機能がオンになっているか?機内モードになっていないか?という点です。
iPhone、Android端末、それぞれ次の手順で確認することができます。
iPhoneの場合
①iPhoneの画面を下から上にスワイプする
②表示されるコントロールセンターで、Wi-Fiと機内モードを確認
※下の画像は、Wi-Fiがオン、機内モードがオフの状態です。
または、
①ホーム画面の「設定」をタップします。
②「機内モード」がオフになっていることを確認します。
②次に「Wi-Fi」をタップして、Wi-Fiがオンになっていることを確認します。
Androidの場合
①「設定」をタップします。
②「Wi-Fi」をタップして、Wi-Fiがオンになっているか確認します。
③「その他の設定」をタップします。
④「機内モード」がオフになっているか確認します。
※Android端末は機種によって設定方法が多少違ってきます。
再起動してみる
Wi-Fiがオンになっているのにスマホが無線LANにつながらない場合、スマホを再起動することでなおることがあります。
パソコンもそうですが、再起動することでリセットされ、トラブルが解決する可能性があります。

私がWi-Fiトラブルに遭遇した時、まず試すのがこの方法-再起動です。
パソコンもスマホも、再起動することでメモリの状態が一旦初期化されるので、トラブルが解決する可能性があるのです。
機内モードになっていないのに繋がらない場合は、まず再起動を試してみることをオススメします。
再起動でダメだったら再接続
再起動でダメだったら、登録されているネットワーク接続をいったん削除して、再度接続してみましょう。
ネットワークの削除方法はiOS、Androidそれぞれ以下のとおりです。
iOS(iPhoneやiPad)の場合(その1)
①ホーム画面の「設定」をタップします。
②「Wi-Fi」をタップし、接続を削除したい Wi-Fi ネットワークをタップします。
③「このネットワーク設定を削除」をタップします。
④確認画面が表示されるので、「削除」をタップします。
iOS(iPhoneやiPad)の場合(その2)ネットワーク設定のリセット
iOS(iPhoneやiPad)の場合、ネットワーク設定をリセットする方法もあります。
ただし、この方法の場合、インターネットの共有(テザリング)の設定、VPNの設定、モバイルデータ通信の設定もリセット・消去されますのでご注意ください。
ネットワーク設定をリセットする手順
①「設定」をタップします。
②「一般」をタップします。
③「リセット」をタップします。
④「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
⑤(パスコードを設定中の場合)パスコードを入力します。
⑥「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
⑦自動的に再起動します。
Androidの場合
①「設定」をタップします。
②「Wi-Fi」をタップします。
③表示されたWi-Fiアクセスポイントの一覧で「設定」のアイコンをタップし「保存済みネットワーク」をタップします。
④削除したいネットワーク(SSID)をタップして「削除」をタップします。
上記の方法で、ネットワークを削除したあと、再度、接続してみます。
スマホのWi-Fi設定方法を再確認
スマホをWi-Fiに接続する方法を再度確認しておきましょう。

せっかく設定したネットワーク接続を「削除」してしまうのって、もう2度と接続できないのでは?と不安になるかもしれません。
でも、次にご説明する接続方法を確認しておけば大丈夫!ちゃんと接続設定は復活します。
ただし、接続先のパスワードはきちんと確認しておいてくださいね。
iPhone、iPad で Wi-Fi に接続する方法
iPhoneやiPadでWi-Fiに接続する手順は次のとおりです。
①ホーム画面の「設定」をタップします。
②「Wi-Fi」をタップして、Wi-Fiがオンになっていることを確認します。
③接続したいネットワーク(SSID)をタップします。
④パスワードを入力して、「接続」をタップします。
※SSIDとパスワードは、無線LANルーターのシールなどで確認してください。
Androidの場合
①「設定」をタップします。
②「Wi-Fi」をタップします。
③表示されたWi-Fiアクセスポイントの一覧で接続したいネットワーク(SSID)をタップします。
④パスワードを入力して「接続」をタップします。
無線のチャンネルを切り替える

無線LANルーターの箱に、11nとか11g、11acといった文字が書いてあるのを見たことありませんか?それが無線の規格です。
それぞれ特徴があって、そのチャンネルを変えることで、トラブルを解消できる可能性もあります。
また、トラブル解消だけでなく、速度アップにつながることもあります。
次に、そんな無線の規格・チャンネル変更についてご説明しましょう。
家の中には、目にはみえなくてもいろいろな電波が飛び交っています。その電波同士が干渉しあって電波が飛びにくくなり、無線LANの接続ができない場合もあります。
電波干渉を起こす可能性あるものとしては、電子レンジ、コードレス電話、ワイヤレスマウスなどが考えられますが、電波干渉によって無線LANの接続ができない場合は、規格やチャンネルを変更することで症状を改善できる可能性があります。
なお、無線の規格には下記の種類があり、それぞれ長所と短所があります。
電波干渉を受けやすいのは、2.4GHz帯の11n/11g/11b規格で、マンションの隣の部屋でルーターを設置したことで干渉を受けて繋がらなくなることもあります。
周波数帯 | 2.4GHz帯 | 5GHz帯 |
無線規格 | 11n/11g/11b | 11ac/11n/11a |
長所 | ・5GHzよりも電波が遠くまで届く | ・他の無線との干渉が少ないため、通信が安定している |
短所 | ・同じ周波数帯の機器(無線ルーター、電子レンジ、Bluetooth、電話機など)が多く存在するため、電波干渉しやすく、通信が不安定になりやすい | ・壁や天井などの障害物に弱い ・通信距離が長くなると電波が弱くなる |
受信するチャンネルを変更する方法は?
無線LANルーターから、同じSSIDで複数の周波数の電波が出ている場合、受信するSSIDの規格をGからAなどへ変更することができます。
変更するには、
設定→Wi-Fi→一覧から切り替えたいSSID名(この場合はA)を選択します。
パスワードを入力する画面が表示された場合は、無線LANルーターについているシールなどで確認をして、パスワードを入力します。

Wi-Fiは目に見えないので、トラブルが発生するとその原因がどこにあるかわかりにくくてやっかいですよね。
でも、携帯会社に駆け込む前に、ここまでご紹介した方法をご自分で試してみることで、原因を絞りこみやすくなります。
まずは、画面の接続アイコンを見る習慣をつけてWi-Fiトラブルに早めに気づくこと。
トラブルに気づいたら、設定の確認と再起動!→そのあと次の対策へ。
そんなことをちょっと頭に入れておくだけで、トラブルが起きても慌てずに対処できると思います。
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スマホ故障の可能性も…
上記の点を全て確認してもなお、自分のスマホだけWi-Fiに繋がらない場合は、端末が故障している可能性も出てきます。
その場合は、携帯会社やメーカーに問い合わせをして確認をしましょう。
まとめ
スマホは自宅のWi-Fiに繋がっていなくても、インターネットの接続は可能なため、あまり支障はないかもしれません。
ただ、Wi-Fi利用を前提に契約データ容量を少なくしている方は、気づかずに利用していると容量オーバーになって速度制限がかかってしまう可能性もあります。
私も気づいたら自宅でも4Gのまま…という経験が何度もあります。私の場合は、チャンネルの切り替え(G→Aなど)でほとんどの場合解決しましたが、原因はいくつか考えられますので、もしスマホだけWi-Fiに繋がらなくなったらご紹介した方法をぜひ試してみてください。
パソコンインストラクターが教える快適ネット診断

貴方の今のインターネット環境はいかがでしょうか?
推奨されるべきネット環境を簡単に回答可能な質問に答えるだけで判断できます。興味がある方は一度お試しください。

①固定回線のプロバイダーの変更

私の経験上、ネット環境は光回線業者に依存します。光回線業者というのはその名の通り、光回線を提供している業者で、代表例としてはNTTの「フレッツ光」やソフトバンクが提供している「ソフトバンク光」、他にはドコモ光やNuro光といったものが存在します。
規制が緩和されてから色んな業者が参入し、どれが最適かわからない人も多いですが、この仕事を始めて10年以上、いろんな方のPCを見てきましたが、家庭内のネット環境で断然トラブルが少ないのは「フレッツ光」です。
ネット回線は領土の奪い合いと言われていますが、NTTはこの事業にいち早く参入しており、良質な回線を確保しているのだと思います。
ネットトラブルで困っている方は一度フレッツ光への変更を検討してみてはいかがでしょうか?
最大45000円のキャッシュバックキャンペーンもやってるので、お得に変更が可能です。
また、フレッツ光の人で、ソフトバンクやOCN, BigLobeなどのサービスを受けている人におススメなのが、「光コラボ」です。
フレッツ光の回線を使いつつ、各業者の特典などを享受可能なので、もしソフトバンク光やOCN光などに変更を考えている方がいましたら、この「光コラボ」を検討するのもおススメします。


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②ポケットWifi・Wimaxの利用

ネットの利用頻度が高く、しかも外でネットを使う方におススメなのが、ポケットWifiです。
ポケットWifiは自分専用のWifiを持ち運べるというイメージですので、1人暮らしの方、自分以外の家族がネットを使わない場合にも利用可能です。また、格安スマホとのコンビネーションも抜群で、ネットはよく使うけど、電話はあまりしない方は使い方次第で大きく料金を改善することが可能です。
ポケットWifiはコースによって、使用可能な容量と料金が決まっていますが、後述するWimaxのように一日の利用制限がないことが特徴です。まとまった作業が発生するときも安心です。
ただ、ほとんどのポケットWifiは契約時に2年縛り、3年縛りの契約リスクがあります。そんな中、近年いくつかのメーカーが所謂「縛りのないポケットWifi」サービスの提供を始めています。
詳細は以下にまとめておりますので、検討時の参考にしていただければ幸いです。
>>縛り無しWifiのことをまとめた記事はこちら