通信が安定しない、速度が遅い…そんなWi-Fi環境の不安定さの原因として挙げられるのが「電波干渉」です。

では、そもそも電波干渉は、どんな仕組みで発生するのでしょうか。

今回は、電波干渉の仕組みについて調べてみました。

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電波干渉を解消すれば、Wi-Fi環境が改善されると言われますが、そもそも電波干渉とは何なのでしょう?どんなことが起こっているのでしょうか?今回は、電波干渉の仕組みについて詳しくご説明しましょう。

電波干渉は電波の特性

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電波干渉とは、複数の電波がケンカしあって電波が不安定になる状態をいい、無線LANがお互いに帯域を奪いあうパターンと、家電などの電波が無線LANシステムに影響を与えるパターンがあります。

電波は、複数の電波がぶつかり合うと、電波同士がケンカをするという特性があります。

電波同士がケンカすると、電波が不安定になり、通信が不安定になります。これを電波干渉といいます。

電波干渉とは、同じ周波数の中にたくさんの無線の電波が入り込んで、それぞれがぶつかり合うことで速度の低下を引き起こすことをいい、具体的には次の2つのパターンが考えられます。

1. 同じ周波数上に複数の無線LANが入り込み帯域を奪い合う

2. 家電などによる電波が無線LANシステムに影響を与える

画像参照:NTT docomo

 

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家庭内の電波干渉の原因は?

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家の中にも、電波干渉を起こす機器がいくつもあります。監視カメラといった特殊なものだけでなく、電子レンジやコードレス電話機も電波干渉の原因となります。

屋外だけでなく、家の中のWi-Fiでも電波干渉が起きる可能性があります。

実際に、家の中で電波干渉を起こす家電には、次のようなものがあります。

・コードレス電話機/FAX機

・電子レンジ(加熱調理中のみ)

・レーザー式無線マウス

・Bluetoothヘッドフォン

・無線機能を持ったスピーカシステム

・無線監視カメラ、または無線WEBカメラ

2.4GHz帯は電波干渉を受けやすい

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無線LANルーターの箱に、11n、11gや2.4GHz、5GHzといった文字が並んでいるのを見たことありませんか?これはそれぞれ無線の規格や周波数帯です。2.4GHz(11n/11g/11b)は、他の機器の影響(電波干渉)を受けやすく、不安定な一方、遠くまで電波が届くという長所もあります。

無線の規格には、下記の種類があって、それぞれ長所と短所があります。

2.4GHz帯の周波数は、電子レンジやコードレス電話などにも利用されているため、電波同士の干渉が起きてWi-Fiの電波が弱くなることがあります。

周波数帯 2.4GHz帯 5GHz帯
無線規格 11n/11g/11b 11ac/11n/11a
長所 ・5GHzよりも電波が遠くまで届く ・他の無線との干渉が少ないため、通信が安定している
短所 ・同じ周波数帯の機器(無線ルーター、電子レンジ、Bluetooth、電話機など)が多く存在するため、電波干渉しやすく、通信が不安定になりやすい ・壁や天井などの障害物に弱い
・通信距離が長くなると電波が弱くなる

画像参照:Logitec

電波干渉はどういう仕組みで発生する?

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電波同士のケンカというと、違う波長が競いあうイメージがありますが、電波干渉は近い距離で類似波長を使用することで発生します。

では、電波干渉はどんな仕組みで発生するのでしょうか?

学生時代、授業で習った方も多いと思いますが、電波同士は、類似の波長の波が重なってしまうと、強めあったり、打ち消し合ったりしてしまいます。

近い距離で同じチャンネル(類似波長)の電波を使用すると、お互い影響しあってしまう。

これが電波干渉の仕組みです。

画像参照:GiXO

干渉しないケースは?

電波干渉は常に発生するわけではなく、無線LANを使用していても、干渉しないケースもあります。

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無線LANを使用していても、電波干渉が起こらないことがあります。それは次のようなケースです。

距離が離れている場合

電波干渉が発生しないケースのひとつは、それぞれの距離が十分に離れている場合です。

同じチャンネルを使用していても、距離が離れていれば電波は干渉しあいません。

十分な距離がどのくらいかは、その環境によって異なるため、その距離を出すことができません。

無線LANルーターや干渉の原因となっている電気製品などが移動可能な場合は、可能な限り距離を離してみるとよいでしょう。

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さきほどもご説明しましたが、電波干渉は近い距離で類似波長を使用することで発生します。つまり、十分に距離が離れている場合は電波干渉は起こりません。

別のチャンネルを選択している場合

上記でもご説明しましたが、無線LANルーターには、周波数帯と無線の規格があります。別の周波数歌いを選択することも電波障害を防ぐひとつの方法ですし、同じ周波数帯の中でも別のチャンネルを選ぶことで電波障害を防ぐことができます。

チャンネルとは?

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無線通信では、複数の端末が同時に通信が可能になるよう周波数帯域を13ほどに分割しています。この分割した帯域のことをチャンネルといいます。

無線で通信する場合、複数の機器が同時に通信できるように利用する周波数の帯域を分割していて、その分割した周波数帯域をチャンネルと呼びます。

無線LANルーターを使う場合、ある他の機器とチャンネルを分ければ混信を防ぐことができます。

例えば、自宅の無線LANルーターのチャンネルが「1」に設定している場合、隣の家でも同じ1チャンネルを使っていると、電波干渉が起こってつながりにくくなったり、通信速度が低下するという状態が発生することがあります。

そんな場合、自宅の無線LANルーターのチャンネルを「1」から他のチャンネルに変更することで接続環境の改善が期待できます。

【参考:2.4Ghz帯のチェンネル一覧】(ELECOM)

画像参照:ELECOM

参考→ネットが遅い!を一気に解決?無線チャンネルを変更する方法とは

 

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電波干渉って調べられるの?

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電波は目に見えないため、電波干渉も目で確認することができませんが、下記のアプリを利用することで、電波の状況を調べることができます。

使っているWi-Fiが遅い、他の原因を確認しても当てはまるものがない、といった場合は電波干渉を受けている可能性がありますが、もっとはっきり電波干渉を受けているのか否か調べる方法はあるのでしょうか?

実は、電波の状況を調べるアプリやソフトがいくつか存在します。

今回はその中からWifi Analyzerというソフトをご紹介しましょう。

【Microsoft PC・タブレットで使用可能】

WiFi Analyzer(Microsoft Storeからダウンロード)

Wi-Fi Analyzerは、Wi-Fiネットワークルーターやアクセスポイントの電波状況をビジュアル表示できるツールで、チャンネルの利用状況や、時間による電波強度の変化をグラフで表示してくれます。

【Android 端末で利用可能】

Wifi Analyzer(Google Playよりダウンロード)

Windows版と同じ名前のアプリですが、開発元は異なります。

Windows版と同様、現在の電波状況をビジュアルに表示してくれます。

まとめ

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電波干渉は、類似の波長を近くで使用することで発生します。そのため、波長(チャンネル)変更は電波干渉を解消するために有効は方法といえます。別の記事ではチャンネル変更の方法も詳しくご説明していますので、ぜひ参考にしてください。

電波同士は、類似の波長の波が重なってしまうと、強めあったり、打ち消し合ったりする。

電波干渉は、電波の特性が引き起こしているといえます。

その特性を理解した上で、電波干渉を解消するには、干渉の原因となる家電製品などの利用を控える、場所を移動する、または無線LANのチャンネルを変更するといった方法が考えられます。

どちらにしても、目に見えない電波の特性を理解することが、電波干渉を解消する第一歩になるのではないでしょうか。

 

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>>縛り無しWifiのことをまとめた記事はこちら