Wi-Fi環境でインターネットを使っている場合、通信が安定しない、速度が遅い原因として挙げられるのが「電波干渉」です。

では、そもそも電波干渉は何が原因で発生するのでしょうか。

今回は、ネット環境を悪くする電波干渉の原因について調べてみました。

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ネット環境を悪化させる原因のひとつとして挙げられるのが「電波干渉」です。ただ、電波は目に見えないため、電波干渉もイメージしにくいのではないでしょうか。今回は電波の特徴なども含め、電波干渉について詳しくご説明しましょう。

電波の伝わり方の特性とは?

電波干渉についてご説明する前に、電波の伝わり方の特徴を確認しておきまましょう。

電波の伝わり方には次のような特性があります。

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電波って分かっているようで、説明は難しいですよね。まずは、電波がどのように伝わるのか、その特性からご説明しましょう。

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遠くなると電波はだんだん弱くなる

懐中電灯の光などが、離れるとその明るさがだんだん弱くなるのと同じように、電波も、その電波を出している基地局から離れれば離れるほど弱くなる特性があります。

そのため、携帯電話の基地局から遠く離れた場所では、通話が途切れたり音質が悪くなったりするケースがあります。

画像参照:NTT docomo

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遠くにいくほど電波が届きにくくなるのは、とても分かりやすい特性だと思います。

電波は建物に反射する

電波は建物など障害物に当たると反射する性質があります。障害物や電波の周波数によって反射のしかたは異なり、場合によっては複数の方向へ乱反射することもあります。

また、反射を繰り返すと電波はだんだん弱くなります。

画像参照:NTT docomo

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電波は建物に反射する特性があります。さらに具体的にみると、物質によって干渉の度合いは異なり、紙や木などは低く、最も干渉の可能性が高い物質は金属です。

金属は電波を反射する

街の中には、ビルなどの建物や、道路、線路など、電波を干渉するさまざまな障害物があります。

建築物だけでなく、走っている車や人なども電波状況に影響を与える要因となります。

物質ごとの干渉の可能性を簡単に一覧にしたものが下も表で、電波干渉の可能性がもっとも高い物質は金属です。

種類 干渉の可能性
木材
合成物質
ガラス
レンガ
大理石
土壁
コンクリート
防弾ガラス
金属 非常に高い

画像参照:NTT docomo

電波は回り込む

電波は、建物などの障害物のへりにそって裏側へ回り込む性質があります。

その性質のおかげで、電波が基地局から直接届かない場所でも携帯電話を使えることがあります。

画像参照:NTT docomo

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電波は、障害物にあたると回り込む性質もあります。その性質があることで、ビルが乱立している都会でも、携帯電話の基地局からの電波を受信することができます。

電波同士はケンカ(干渉)する

ビルが密集している場所などには、目には見えませんが、さまざまな方向から複数の電波が飛んでいます。

複数の電波がぶつかり合うと、電波同士がケンカをして、電波が不安定になり、通信が不安定になります。これを電波干渉といいます。

電波干渉とは、同じ周波数の中にたくさんの無線の電波が入り込んで、それぞれがぶつかり合うことで速度の低下を引き起こすことをいい、具体的には次の2つのパターンが考えられます。

1. 同じ周波数上に複数の無線LANが入り込み帯域を奪い合う

2. 家電などによる電波が無線LANシステムに影響を与える

画像参照:NTT docomo

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電波干渉とは、複数の電波がケンカしあって電波が不安定になる状態をいいます。上記でご説明したとおり、無線LANがお互いに帯域を奪いあうパターンと、家電などの電波が無線LANシステムに影響を与えるパターンがあります。

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家庭内の電波干渉の原因は?

屋外だけでなく、家の中のWi-Fiでも電波干渉が起きる可能性があります。

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これまでは、室外の電波干渉についてご説明してきましたが、家の中での電波干渉はどうして起きるのでしょうか?次に家庭内での電波干渉についてご説明しましょう。

どんな家電が電波干渉を起こすの?

実際に、家の中で電波干渉を起こす家電には、次のようなものがあります。

・コードレス電話機/FAX機

・電子レンジ(加熱調理中のみ)

・レーザー式無線マウス

・Bluetoothヘッドフォン

・無線機能を持ったスピーカシステム

・無線監視カメラ、または無線WEBカメラ

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家の中には、電波干渉を起こす機器がいくつもあります。監視カメラといった特殊なものだけでなく、電子レンジやコードレス電話機も電波干渉の原因となります。

2.4GHz帯は電波干渉を受けやすい

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無線LANルーターの箱に、11n、11gや2.4GHz、5GHzといった文字が並んでいるのを見たことありませんか?これはそれぞれ無線の規格や周波数帯です。2.4GHz(11n/11g/11b)は、他の機器の影響(電波干渉)を受けやすく、不安定な一方、遠くまで電波が届くという長所もあります。

無線の規格には、下記の種類があって、それぞれ長所と短所があります。

2.4GHz帯の周波数は、電子レンジやコードレス電話などにも利用されているため、電波同士の干渉が起きてWi-Fiの電波が弱くなることがあります。

周波数帯 2.4GHz帯 5GHz帯
無線規格 11n/11g/11b 11ac/11n/11a
長所 ・5GHzよりも電波が遠くまで届く ・他の無線との干渉が少ないため、通信が安定している
短所 ・同じ周波数帯の機器(無線ルーター、電子レンジ、Bluetooth、電話機など)が多く存在するため、電波干渉しやすく、通信が不安定になりやすい ・壁や天井などの障害物に弱い
・通信距離が長くなると電波が弱くなる

画像参照:Logitec

 

電波干渉って調べられるの?

使っているWi-Fiが遅い、他の原因を確認しても当てはまるものがない、といった場合は電波干渉を受けている可能性がありますが、もっとはっきり電波干渉を受けているのか否か調べる方法はあるのでしょうか?

実は、電波の状況を調べるアプリやソフトがいくつか存在します。

今回はその中からWifi Analyzerというソフトをご紹介しましょう。

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電波は目に見えないため、電波干渉も目で確認することができませんが、下記のアプリを利用することで、電波の状況を調べることができます。

【Microsoft PC・タブレットで使用可能】

WiFi Analyzer(Microsoft Storeからダウンロード)

Wi-Fi Analyzerは、Wi-Fiネットワークルーターやアクセスポイントの電波状況をビジュアル表示できるツールで、チャンネルの利用状況や、時間による電波強度の変化をグラフで表示してくれます。

【Android 端末で利用可能】

Wifi Analyzer(Google Playよりダウンロード)

Windows版と同じ名前のアプリですが、開発元は異なります。

Windows版と同様、現在の電波状況をビジュアルに表示してくれます。

まとめ

電波干渉は、家の中だけでなく、屋外でも発生しています。

屋外の電波干渉は、私たちでは解消できませんが、家の中の電波干渉は、原因である家電の使い方を検討したり、ルーターを変更するなどの対応が可能です。

電波干渉の原因を知ることで、ネットが遅い、安定しないといったネットの不具合を解消できるかもしれません。

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家の中で電波干渉の疑いがある場合、まずは上でご紹介したアプリを使って電波状況を調べてみてはいかがでしょう?ルーターや家電の位置を変えるだけで電波干渉が解消される可能性もありますから、ご自宅の電波状況を知ることがネット環境改善の第一歩になります。

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